解決② 参加度の選択
「加入率の低下」と「役員のなり手不足」という問題の原因は、
- 仕事量が多い
- 意義や魅力に欠ける
です。
これを解決する、もう一つの策は、
参加度を選択するというものです。
町内会を再デザインするにあたり、そもそも町内会の存在意義、町内会が果たす役割とは何かということを考えました。
町内会の機能を、「必須」、「選択」、「任意」の3つに分類しています。
世帯ごとにこの3つの「必須」、「選択」、「任意」のうちから参加度を選んでもらう、というのが、提案する解決策になります。
これは、私たちなりにその機能を整理して、リストにしたものです。
対象地域における町内会の存在意義
- 必須(地域の機能として必要&本人である必要)
- 地域特有の情報の伝達
- 災害時の安否確認
具体例
- 回覧板(イベント告知、出欠確認、会議録、亡くなった方の告知、商品の広告
- 名簿(災害時の安否確認)
- 選択(地域の機能として必要&本人でなくてもお金払ってくれればいい)
- 生活に必要な公共サービスの提供
- 防災
具体例
- 草取り(公園)
- 側溝掃除
- ※資源回収
- ごみステーションの掃除(カラスとかネコ)(空き缶とか)
- 防災訓練(炊き出し、お話、AED訓練、発電機の使い方、ハザードマップ)
- 自治会の下請け
- 登下校時の子どもの見守り&パトロール(治安:交通事故の減少、犯罪の減少)
- 防災資器材の購入や非常食の備蓄
- 防犯灯の維持管理
- 掲示板の維持管理
- 任意(機能としても必須ではないかも)
- 地域住民の交流を深める&支え合い
- 地域の活性化
- 人によっては生きがい
具体例
- ※夏祭りや伝統の継承
- 運動会
- 餅つき
- 敬老の日お祝い会(手品師呼んだり、子供に歌歌わせたり、手紙書かせたりする)
- 成人式のお祝い
必須に分類したのは、地域の機能として必要とされている、かつ住んでいる本人が直接参加すべき、というものです。
その地域ならではの情報を共有することは、全ての役割の根底にあるものと考えます。その情報は住んでいる本人に伝えられないと意味がありません。
災害時の安否確認も、本人がどうなったか、ということを確認するので、本人であるひつようがあります
選択に分類したのは、地域の機能として必要とされているが、住んでいる本人が直接参加する必要がない、というものです。
生活に必要な公共サービスは、その地域で暮らす上でかかせないものです。例えば、廃品回収や、公園の整備などが挙げられます。しかし、そのサービスを必ずしも住民たち自身がつくらなくてもいいと考えます。市、県、国などの行政に任せたり、民間にアウトソーシングしたりという選択肢があります。
防災についても、災害に対する備え、そのメンテナンスなどは、他に任せられるでしょう。
任意に分類したのは、地域の機能として必ず必要ではない、というものです。
町内会は、地域住民の交流を深める&支え合いという機能も持っていました。昨今ではSNSの発達により、地域でのつながりを求める人は減ってい
すが、いまだ、生きている機能です。
地域の活性化に、町内会は大なり小なり、貢献していると思います。町内会の活動を通じて生まれる交流が、活気を生み出すでしょう。
活動を、生きがいのひとつとしている方もいらっしゃるでしょう。町の清掃、お祭り、イベントをやる中で、意義を見出すことができます。
これらは、確かにメリットではありますが、人によっては必要ないと考える人もいることと思います。
参加度の選択により、具体的には、原因が次のように解決されると考えます。
仕事量が多い
- 仕事量が調整できる
まず、仕事量が多いという原因に対してですが、冒頭にお話した町内会の機能の中でも「地域の機能としては必要だが必ずしも本人である必要がないこと」については、金銭か労役かを選択できるようにすることで、仕事量を調整できるようにします。
意義や魅力に欠ける
- 関わり度合が選べる
- 選ぶことによって対価と教授が釣り合う
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解決① 機能のweb化