以下、夏発表の概要です。詳しくはこちら

課題設定

本プロジェクトの目的 町内会WEB化計画

今、多くの町内会が「衰退」や「消滅」の危機に瀕しています。
原因は人口減少、加入率の低下、役員のなり手不足など、地域によっても異なりますが、その多くは従来の町内会の在り方が現代社会に合っていないということに起因するものだと考えます。
そこで我々は、現代社会に適した新たな町内会を再デザインしようと考えました。
抱える問題は町内会ごとに違うため、典型的な特徴を持つ架空の町内会を設定し、問題の解決に導きます。
典型的なモデルの町内会の衰退に関する問題を解決することで、モデルの町内会に似た町内会の問題も解決できる可能性を示せると考えます。

モデル設定

  • 地域
    • 都会よりの場所(名古屋、緑区や大曾根等)
  • 住人の特徴
    • 人数は数百~千人(世帯)
    • 年齢構成は若年層から中年層が多め
    • 人の流動性が高い(引っ越しが多い)
    • 子供がいる世帯の割合は減少傾向
    • 共働き多め
    • 外国人がそれなりにいる

課題と原因

近年、設定モデルのような町内会の抱える課題として、町内会の衰退があります。

その原因は

  1. 加入率の低下
  2. 役員のなり手不足

です。

原因を詳しく

「加入率の低下」と「役員のなり手不足」という問題の原因は、整理すると

  1. 仕事量が多い
  2. 意義や魅力に欠ける

という2つに分けられると考えました。

以下のテーブルは、問題の原因と、後に説明する解決法を、整理したものです。

wdt_ID 原因 原因の原因 カテゴリ_原因の原因 解決方法 解決理由
1 役員のなり手不足 役員をやることによるメリットがない 意義や魅力 未解決 未解決
2 加入率の低下 転入者にとって入会方法が分からない 方法 未解決 未解決
3 役員のなり手不足 共働き世帯の増加による多忙 仕事量 解決① 機能のweb化 デジタル化により負担を減らす(回覧板、名簿、集金、出欠管理)
4 加入率の低下 メリットを認知していない 意義や魅力 解決① 機能のweb化 町内会に入ることによって公共サービスを受けられているということを実感できるようにする
5 加入率の低下 メリットを認知していない 意義や魅力 解決① 機能のweb化 地域に特化した詳しいハザードマップなど、必要不可欠な情報を提供する
6 加入率の低下 入会に伴って発生する仕事 仕事量 解決① 機能のweb化 デジタル化により負担を減らす(回覧板、名簿、集金、出欠管理)
7 加入率の低下 近所づきあいが面倒くさい 意義や魅力 解決② 参加度の選択 関わり度合が選べる
8 加入率の低下 若者・子供がいない世帯にとって入会する明確な理由がない 意義や魅力 解決② 参加度の選択 選ぶことによって対価と教授が釣り合う
9 加入率の低下 入会に伴って発生する仕事 仕事量 解決② 参加度の選択 仕事量が調整できる
原因 原因の原因 カテゴリ_原因の原因 解決方法 解決理由

仕事量の問題

  • 入会に伴って発生する仕事
  • 共働き世帯の増加による多忙

意義や魅力がない問題

  • メリットを認知していない
  • 近所づきあいが面倒くさい
  • 若者・子供がいない世帯にとって入会する明確な理由がない
  • 役員をやることによるメリットがない

以上の問題の解決策を2つ考えました。

解決① 機能のweb化

解決策の1つは、Webサイトを作成&活用することによって、「仕事量の調整・効率化」および「意義や魅力の形成」を行うというものです。

具体的には、それぞれの原因を次のように解決します。

仕事量が多い

  • デジタル化により負担を減らす(回覧板、名簿、集金、出欠管理)

意義や魅力に欠ける

  • 地域に特化した詳しいハザードマップなど、必要不可欠な情報を提供する
  • 町内会に入ることによって公共サービスを受けられているということを実感できるようにする

このようなWebサイトを具体的にイメージしてもらうために、試作モデルを作りました。

こちらから見られます。

解決② 参加度の選択

町内会を再デザインするにあたり、そもそも町内会の存在意義、町内会が果たす役割とは何かということを考えました。

町内会の機能を、「必須」、「選択」、「任意」の3つに分類しました。

世帯ごとにこの3つの「必須」、「選択」、「任意」のうちから参加度を選んでもらう、というのが、提案する解決策になります。

参加度の選択により、具体的には、原因が次のように解決されると考えます。

仕事量が多い

  • 仕事量が調整できる

意義や魅力に欠ける

  • 関わり度合が選べる
  • 選ぶことによって対価と教授が釣り合う