まず、そもそも町内会の存在意義、町内会が果たす役割とは何でしょうか?
下記が今まで町内会が果たしてきた役割です。
- 地域特有の情報の伝達
- 災害時の安否確認
- 生活に必要な公共サービスの提供
- 防災
- 地域住民の交流を深める&支え合い
- 地域の活性化
- 人によっては生きがい
この役割を、重要度に合わせて分類するならこのように3つに分けられると考えました。
- 必須(地域の機能として必要&本人である必要)
- 地域特有の情報の伝達
- 災害時の安否確認
- 選択(地域の機能として必要&本人である必要無し)
- 生活に必要な公共サービスの提供
- 防災
- 任意(機能として必須ではない)
- 地域住民の交流を深める&支え合い
- 地域の活性化
- 人によっては生きがい
必須に分類したのは、地域の機能として必要とされている、かつ住んでいる本人が直接参加すべき、というものです。
その地域ならではの情報を共有することは、全ての役割の根底にあるものと考えます。その情報は住んでいる本人に伝えられないと意味がありません。
災害時の安否確認も、本人がどうなったか、ということを確認するので、本人であるひつようがあります。
選択に分類したのは、地域の機能として必要とされているが、住んでいる本人が直接参加する必要がない、というものです。
生活に必要な公共サービスは、その地域で暮らす上でかかせないものです。例えば、廃品回収や、公園の整備などが挙げられます。しかし、そのサービスを必ずしも住民たち自身がつくらなくてもいいと考えます。市、県、国などの行政に任せたり、民間にアウトソーシングしたりという選択肢があります。
防災についても、災害に対する備え、そのメンテナンスなどは、他に任せられるでしょう。
任意に分類したのは、地域の機能として必ず必要ではない、というものです。
町内会は、地域住民の交流を深める&支え合いという機能も持っていました。昨今ではSNSの発達により、地域でのつながりを求める人は減っていますが、いまだ、生きている機能です。
地域の活性化に、町内会は大なり小なり、貢献していると思います。町内会の活動を通じて生まれる交流が、活気を生み出すでしょう。
活動を、生きがいのひとつとしている方もいらっしゃるでしょう。町の清掃、お祭り、イベントをやる中で、意義を見出すことができます。
これらは、確かにメリットではありますが、人によっては必要ないと考える人もいることと思います。